柴木山グッズ本気で欲しがってた火ノ丸がかわいい。

火ノ丸相撲 5 (ジャンプコミックス)

火ノ丸相撲 5 (ジャンプコミックス)

感想書きたいなら書くでもう少し発売日から間を置かず書ければいいのに。

今巻の帯文、「ぬるま湯の遊び場よりも、強くなれる“地獄”が欲しい」。第41番の締めの煽り文ですが、第31番対久世戦決着時の「これは不運な悲劇ではない…これこそがあたり前の現実…」と並んで好きなのでテンション上がる。

新人戦終了後の、インターハイに向けたそれぞれの課題提示と修行開始巻。常にドヤ顔でふんぞり返ってる雰囲気の“監督”桐仁が多方面に頭下げてる。これはギャップ萌えというやつなのか。火ノ丸への並々ならぬ情熱といい、一部女性ファンが食いつきそうな様相ではある。もちろん真面目にメンバー全員へ道を示そうと奮起する様が最大の魅力であるが。教え子の中学生たちはどこでつかまえた子たちなんだろうとそれも気になる。
覆水盆に返らず回は何度も読み返しました。「あのチビブッ殺す」だけじゃない、小関部長への贖罪と後悔、小さい世界の暴君だった自分の非を認めて、正論で批判する師匠の言葉を受け止めて尚且つ頭を下げて懇願する。佑真の「ここから」が見える。
同時に部長の懐の深さ(相撲部入るって最初に言われた時は目が中を泳いでいたけど春の団体戦を終えた頃には完全に仲間意識しかない)を改めて感じる。佑真を通して、わたしが一番好きなキャラはやっぱ部長だと再確認しました。
そしてついに登場した『火ノ丸相撲』最強の萌えキャラ柴木山親方。厳しさと優しさと可愛さを備え、次巻では面白さと的確な状況把握能力をも持っていると判明するし素晴らしいです。体験入門編はいわゆる「アンケ取りにくい修行編」だけど、火ノ丸の緊張した様子が新鮮だし初回から何度も口にしてる「横綱になる」に対して関取に厳しく返されるシーンも印象的。
あとストーリーに直接関わらないがオマケの礼奈がやたらとかわいい。ゲスヒロインとして登場したのに今はひっそり相撲部覗き見てるだけのお兄ちゃん大好きっ娘だよ。この調子で何をするでもなくちょいちょい出演して、いざという場面で「何で相撲やってるの?」の時のような存在感を放って欲しい。